スタッフ紹介

◆ 三宅流(みやけ ながる)

◆ 監督、撮影、構成

映画監督。1974年生まれ。
多摩美術大学 美術学部二部 芸術学科映像コース卒業

身体表現をモチーフにした映画を多く手掛ける。『蝕旋律』がイメージフォーラムフェスティバル、キリンアートアワードにて受賞。イモラ国際短編映画祭(イタリア)、 Mediawave2002(ハンガリー)等で上映される。フランスの思想家モーリス・ブランショの『白日の狂気』をモチーフにした『白日』はモントリオール国際映画祭ほか、フランスや韓国の映画祭で上映される。過去の作品は海外十数か国で上映され、いずれも高い評価を得る。

近年はドキュメンタリー作品を多く手掛ける。弱冠22歳の能面打ち師、新井達矢さんを描いたドキュメンタリー映画『面打』、観世流能楽師、津村禮次郎さんが佐渡島で創作能が製作される様子を描いた『朱鷺島ー創作能「トキ」の誕生』がある。

・三宅流公式サイト

◆ 豊川潤(とよかわ じゅん)

◆ ナレーション

昭和24年生まれ。兵庫県出身。1970年代、小劇場運動盛んな頃、早稲田小劇場にて、鈴木忠志構成演出作品、「夜と時計」、「劇的なるものをめぐって・Ⅱ(再演)」などに出演、約七年間活動。その後同劇場を離れて、劇団旧真空鑑、俳優座劇場などで、サミュエル・ベケットや別役実作品などに出演。演出も手がけた。2001年、演劇活動を停止、約30年間、舞台を中心に活動した。映画出演はパウロ・ローシャ監督・「恋の浮島」、三宅流監督・「白日」など。映画のナレーションは初めて。一度はやってみたかった仕事で、このたび念願が叶った。

現在,古い蚊帳を使って、のれん、タペストリーなどを作る仕事をしているが、ごくたまにラジオドラマなど声の仕事をいただいて、やっている。http://kaya-douguya.com/で古い蚊帳を使った手仕事を見ることができます。ご覧ください。

・どうぐや

◆ 種子田郷(たねだ ごう)

◆ 整音

音楽家。プロデューサー。サウンドが主体性を帯びた不可視の身体として存在するという独自の音響表現を確立、音響開発・技術者のTaguchi等との共同作業を重ね、リアルでジオグラフィカルなサウンドプロジェクションを実現。「存在感のある音」(NYtimes)、「水墨画のような濃淡を描く電子音」(舞踊評論家・石井達朗)と評される。ON-COO Project、laptop orchestraの活動に参加。ダンサー・森山開次、能楽師・津村禮次郎、舞踏家・室伏鴻、俳優・美加理らと共演。CD「vision in black」、「sketch 2006」等をリリース。

project suara http://suara.jp/ 種子田郷・さとうじゅんこによるサウンドアートユニット。'01年4月結成。舞台作品への参加を経て音響開発・技術者との共同作業の蓄積から、音響システムを「豊かな音楽表現のための楽器」として捉えた独自の立体音響理念を獲得、ダンスや映像・美術・衣装など多分野のアーティストとの対等な創造行為の可能性を追求した公演シリーズ「sound+dance+visual」を主催。若手を中心とした現代日本の美意識を積極的に取り入れ、時代性・地域性を背景としながらも力強い直感に満ちた作品作りを行う。

・project suara